日本製鉄(九州製鉄所八幡地区)
九州製鉄所八幡地区は、鹿児島本線の九州工大前駅付近に広がる戸畑構内と、約5km離れた八幡駅付近に広がる八幡構内の2つに分かれている。両構内の構内鉄道はくろがね線と呼ばれる電化区間で結ばれており、半製品等が輸送される光景を見ることができる。

九州工大前駅近くのヤードには、構内用の凸型機によって八幡へ向かう貨車が集められ、くろがね線用の箱型機に引き継がれる。

戸畑〜八幡間は海沿いを行く鹿児島本線とは対照的に丘陵地帯の住宅地を横断する。工場外は全て築堤や堀割、トンネルによる立体交差となっている。列車は自転車並みの速度で静かにやって来るため、注視していないと見逃しそうになるほどである。


編成はオレンジ色の電機を先頭に、後尾を紺色のディーゼル機が務めるPPが基本だが、時折ディーゼル機が先頭となることもあるようだ。また、電機については電気式ディーゼル車への置き換えが進んでいる。


やって来る機関車と貨車の例。
かなえ食堂