川崎貨物駅・神奈川臨海鉄道
浮島線
川崎貨物
浮島線の出発線に据え付けられる石油タキ空車。
浮島町から到着する石油タキ積車。左写真の信号機は浮島線の出発信号機。
川崎貨物〜末広町
末広町
東芝および旧キグナス石油精製専用線の分岐部。門内でさらに東芝と旧キグナス石油に分岐している。東芝専用線は変圧器や東芝府中事業所で製造されて輸出される鉄道車両などが発着する。旧キグナス石油精製専用線は石油類が発着していたが、東燃ゼネラル石油(現ENEOS)との統合に伴い浮島町からの出荷に一本化された。
浮島町
ENEOS(川崎製油所)
ENEOS川崎製油所の分岐部と引き出される石油タキ積車。
ENEOSのさらに先にある支線の分岐部。右に進むと日本石油輸送に至る。直進する本線は開設以来どこの工場にも接続しておらず、時折石油タキの疎開等に使われていたが、近年短縮されほぼ無意味な存在となっている。
日本石油輸送(川崎メンテナンスセンター)
支線を進んだ先にある日本石油輸送川崎メンテナンスセンター専用線。貨物の積卸しではなくタンク車の油種変更や検査、廃車に伴う内部洗浄などの作業が行われている。この支線には日本触媒などの積場も設けられていたが、車扱化成品輸送の衰退に伴い廃止され当専用線が残るのみとなっている。
川際貨物寄りの部分は作業前後の車両の一時留置場となっている。
建屋の前が作業場となっている。この車はタンク下部の吐出管が外されている。
当専用線内で車両の移動に使われるNo.46。
千鳥町
日本触媒(川崎製造所千鳥工場)
千鳥町にあったエチレングリコール出荷設備。日本触媒は千鳥町、浮島町に専用線を有しており、貨車時代はエチレングリコールを千鳥、浮島から、液化酸化エチレンを浮島から出荷していた。コンテナ化では既存の専用線が全廃された一方、千鳥町に液化酸化エチレンの出荷設備が新設され現在に至っている。
昭和電工(川崎事業所千鳥地区)
千鳥町の昭和電工専用線。貨車時代は隣接する旭化成とともに青化ソーダ液を出荷していたが、輸送終了に伴い一時休止され、その後EDTA及び有蓋コンテナの荷役用として復活した。しかしそれも今では利用が途絶えている様子である。写真は有蓋コンテナの荷役中で、写っているのは死重用のZD19F。これは出荷用12ftコンテナを専用線の最も奥で荷役するためコキ車の端に積む必要があることから、バランスを取る目的で他端に積まれているもの。
昭和電工行きコキ車のフル積載状態。左の専用線末端寄りに有蓋コンテナ、手前にEDTAコンテナ2基を積載して荷役を行う。
習熟運転
千鳥線の定期列車がない時間帯に時折行われる習熟運転。川崎貨物と千鳥町で機回しをしながら数往復する。お供の貨車にはタキ遊休車などが使われる。
神奈川臨海保有のスイッチャー
本線用のDD55,60の他に専用線構内用のスイッチャーとしてDD501,DB-1,2,3が使われている。
塩浜機関区で整備中のDD501の抜け殻。もとは根岸の日石でD503として使われていたがNDD56の導入により神奈川臨海に移った。影森に移ったD502、根岸に残留しているD504とは兄弟分である。
川崎車両所の入換に使われるDB-2。川崎車両所には下写真のようなJR貨物色の協三機が2台配置されているが、この日はどちらも使えない事情があったのかDB-2が登板していた。
浮島町から川崎貨物に回送されてきたDB-3。スイッチャー群はDDおよびDB2台ほどがメインの職場である浮島町ENEOS構内に幽閉され、残りが塩浜機関区留置や末広町東芝で使われるが、時折相互に回送されローテーションされている。
川崎貨物駅・川崎車両所音声・動画集
浮島線列車の到着
浮島町から到着する石油タキ積車。到着線の列車停止標識で一旦停止し、スタフの授受を行い仕分け線に入っていく。
川崎貨物駅における突放の様子
広大な川崎貨物駅では突放により効率的な入換を行っていたが、現在では取扱い内容や情勢の変化から行われていないようだ。
川崎車両所構内入換メロディー
川崎車両所ではスイッチャーを利用した構内入換の際に、スピーカーで構内全体にメロディーが流される。
曲目は入換を行うエリアによって数種類あるようだ。
最も流れる頻度が高い「5月のそよ風」
「糸を紡ぐグレートヒェン」
収録できていないがこの他に「赤いサラファン」も流れていた。
かなえ食堂