側面行先幕(都営5200形、新逗子対応)

都営5200形は、1976年に5000形6次車として製造されたセミステンレス車である。浅草線用車両として初めて側面方向幕が設けられ、
その寸法及び構造は10-000形とほぼ同様と思われる。方向幕の配色は10-000形の新宿線運用時と同じ濃紺地白字であるが、
文字の字形と割り付けは京王車を範とした10-000形(ゲタなし、文字が小ぶり)とは違い、独自のものとなっている。
ゲタありの字形は京急を思わせるが、「押」、「町」にみられるように重心が低くとられている点が異なる。
この字体は5200形の前側面の他、5000形の白地幕の電動化後にも用いられている。

この幕は本車の製造9年後の85年7月に製造されたものである。当時、都営車の運行系統は一応の確立をみており
大きな変革はなかったことから、単純に同年3月開業の新逗子に対応することが目的だったと考えられる。
最終コマに「逗子」が残されているが、当然使用痕は薄く、必要だったであろう「新町」などにしなかったのは謎である。
諸元
製造年月 1985年7月
374mm
検知方式 穴式
有効コマ数 20コマ

内容
コマ番号 コード番号 画像 内容 コメント
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9
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下端 Koito 85-7

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